資産運用
資産運用とは?~投機と投資~
「資産運用」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
「ギャンブル」「知識がないとできない」「危ない」「リスクが大きい」「元本の保証がない」「お金がないとできない」
それはそれは、マイナスな言葉が出てくるものです。
資産運用は、「安いときに買い、高いときに売って利益を出すこと」そう思っている方が大半で、さらにその失敗をした経験がある方が多いことが理由だと思います。
資産運用のアドバイスも、短期で利益を出すことができる銘柄を提案し、売り買いのタイミングのアドバイスをすることだと思われているかもしれません。
確かに、うまいタイミングで売り買いをし続けることができれば、利益を得ることはできます。が、それは至難の業。プロでも難しいことです。
今は買い時ですか? よくある質問の一つですが、残念ながら、「わかりません。」とお答えしています。
これは、投資ではなく、「投機」。
まくはりFPオフィスでは、投機に対するご相談はお受けしていません。
とはいっても、投機を全否定するわけではなく、家庭の資産管理においては、タイミングを見た運用方法は適していない、という考え方です。
資産運用とは、ライフプランの中で、適切に資産を管理することだと考えています。
将来に向けて準備する資産を「増やす」ことを目指すものですが、「守る」という言い方のほうが適していると思います。
金利が低い現状が続くとすると、10年経っても、20年経っても、銀行に預けている100万円につく利息は、ほんのわずか。
しかし、物価は上がっていきます。
今、100万円で買えるものが、20年後には、120万円になっているかもしれません。
とすると、同じ100万円でも、その価値は減っているということになります。
これでは、ダメですよね。
少なくても、物価の上昇と同じレベルで資産を増やすための対策をしなければ、資産の価値は減っていく一方です。
この価値を守るためにする資産運用。これが投資です。
自分には投資は関係ない、と思われているかもしれませんが、投資は、だれにとっても必要なことと言えます。
そうはいっても、元本の保証はないし、失敗する可能性は投機も投資も変わらないと思うかもしれません。どちらも、対象は株式や債券などの金融商品ですが、短期的な利益を求めるのではなく、資産を守るための運用では、「長期投資」「分散投資」が、大原則。目的が違えば、それに合わせた方法をとることが必要です。
資産を守るための投資では、守るべきルールがあります。
それをお伝えし、正しい管理を続けるお手伝いをすることがまくはりFPオフィスが行う資産運用のアドバイスです。
↑トップ画像 昨年の夏の海。いつもと違う夏ですが、できる範囲で夏を楽しみたいものですね。