資産運用

今こそ分散投資の気づき

「今が買い!」「今が売り!」と聞こえてきそうなマーケットですが・・・
このように感情的になりがちな時こそ、計画通りに行うことがベスト。

「下がっているから」「円高だから」などなど、現在のマーケットの動向による投資行動は失敗の元。

「株式相場」をきっかけに判断した投資行動は、いずれ「株式相場」で失敗します。
「為替動向」をきっかけに判断した投資行動は、いずれ「為替動向」で失敗します。

資産運用は、スタート時の計画を堅持する。常に一貫して計画を守り通します。
計画もなくスタートしていた!?それは、そもそも論!?ですね。笑
ゼロからの投資プランを作成しましょう。

さて、こんな時だからこそ、「初心」を振り返りましょう。

何事も、「代々引き継がれてきたモノは、いつの時代も通用するモノです。」

近年、一時的な大きな価格変動や世界的な超低金利などから分散投資の効果が薄れたと耳にします。昔と同じように行っていてはいけない!?と・・・・
運用会社などのエコノミストは、たびたび、動画やレポートで発信しています。もちろん、運用目的や比較的短い時間軸で考えれば、その通りです。
しかし、個人が行う長期投資、資産管理においては、事ある毎にそのような見直しを考えるより、これまでの分散投資を忠実に継続する事が資産形成の正攻法です。

「卵を1つのかごに盛るな」このシンプルな考え方です。
※立派な投資手法です、馬鹿にせず正しく行うことです!

私が、会社を立ち上げ資産運用アドバイスをはじめてから、湾岸戦争やリーマンショックなど、世界的金融危機を経験してきましたが、雑音(相場予測)に耳を傾けずに行うことで、弊社のお客さまの資産は着実に資産形成を続けています。

まず、投資そのものは、資本主義経済の上に成立しており、「預金、債券、株式」の本質的な仕組みに変化はありません。それぞれの長期的リスクとリターンは異なり、分散効果がなくなることは、仕組み上考えられません。運用資金は、過小評価される資産に流入し、過大評価される資産から流出します。世界各国の公的年金で実践されている「モダンポートフォリオ理論」に基づく「長期国際分散投資」を忠実に行うシンプルな方法こそが、いつの時代も通用するのです。事ある毎に、運用方針の変更は失敗の恐れがあります。

運用方針の変更は、ライフプランの変化、リスク許容度の見直し等によって行います。
今必要なことは、「リバランス」と「冷静」を取り戻すことです。


※↑トップ画像:「ココヘッドトレイル」の写真。体験した方いますか?気軽に行きましたが、想像以上に疲れました。。。