外貨建て保険

悩む「外貨建て保険」

弊社でもご相談件数が多い「外貨建て保険」

予定利率が高いことから、貯蓄商品として提案されるようですが、その商品の仕組みを
理解していると、本当にその商品で貯蓄することが適切なのか、悩むところです。
車や洋服は、目で見て、触って、自分の意向に沿った商品を購入するのは難しい
ことではありませんが、金融商品や貯蓄性保険の場合は、判断材料を持っていない
ことから、結果、勧められるがままに購入することは少なくないのでしょう。
では、どのように商品を判別するのか?考えてみましょう。
皆さん、食品を購入するとき、知らずにこんな行為をしていませんか?

「えっ、お肉高い!」「このイチゴ高い!」と感じたとき、
「産地」の表示を確認したことありませんか?
そして「あ~〇〇産だから、高いのか」と納得しますよね。

実はその行為、貯蓄商品も全く同じです。
リターン(利益)となる「源泉」を確認するのです。

例えば、米ドル建て外貨保険は、米ドルベースですが「確定利回りが高い!」ですね。
では、産地(リターンの源泉)は何でしょう・・・・それは「米国国債」です。

私どもはお客様の資産を効率的に管理するために、収益はどこから得られている
のかを常に考え、より近道があるかを検討します。

ドル建の貯蓄性保険は、間接的に「米国国債」に投資をしているのです。


保険会社は保険料の一部で「米国国債」を購入し、その収益を解約金、満期金と
して返戻する仕組みです。

死亡保障が必要なければ、直接、米国国債を購入すれば、当然、中間業者への
「無駄な手間賃」だけでなく、保障に関する「無駄なコスト」も省略でき、
結果として受け取るリターンが高くすることができます。

ちなみに、投資先の「米国国債」の利回りは、ネットで「米国国債 利回り」と
検索すればリアルタイムで確認できます。

2019/05/27 米国債10年利回り 約2.3%(10年後:米ドルベースで約123%)
※外貨建て保険の10年後の返戻率と比較すればの有利不利は一目瞭然です。

外貨建て保険の有効活用は、やはり、外貨使用のニードが明らかな場合です。
例えば、米国の大学入学費や生活費などは、わかりやすいですね。

また、貯蓄ではなく、どちらかと言えば保障で使用するのも、一つかも
しれません。為替の影響があるので、あまり適切な方法と言い難いですが、
予定利率が高い事で、保障を割安に準備できるのはメリット。
ただ、円高を想定して少し多めの保障を準備することを考えると、
結局メリットがなくなる可能性もあります。

いずれにしても、

「同じリスクなら、リターンの高い手段、商品を購入する」
「同じリターンなら、リスクの低い手段、商品を購入する」

簡単なようで、↑これが大事です!!

↓先日、4月から大学生になった長男と「房総」へ釣りに行きました。
大学生に なっても釣りに誘ってもらえるのは嬉しいけど。笑
(単なる足だったのかも知れませんが。笑)