FP相談

パートはいくらまで働くのが得?

こんにちは。FPブレーンの見川です。
ハロウィンの飾りが街を彩る季節ですね。
寒さも日に日に増してまいりました。
風邪など、お気を付けください。

小学生高学年の子供がいる私の周りでは、
子供の手が離れてきて、パートで働いている友人が多くいます。
子供が大きくなるにつれ、働く時間を増やしていきたい、という話とともに出る話題が、
「いくらまで働くのが一番得なのか」。
被扶養者の場合、税金や保険の面でいくつかの壁がありますね。

1.103万円の壁
103万円を超えると、所得税がかかってきます。
(一般的に所得税に注目して「103万円」と言われますが、100万円を超えると、まずは住民税がかかってきます。)

2.106万円の壁
・週20時間働いている
・賃金が月88,000円以上
・勤務期間が1年以上見込まれる
・勤務先が従業員501人以上の企業
・学生以外
上記の条件すべてにあてはまる場合は、被扶養者ではなくなり、自分が社会保険に加入する必要があります。

3.130万円の壁
2.にあてはまらなかった方は、130万円を超えると、被扶養者から外れることになります。

被扶養者を外れると、社会保険料が発生するので、その分収入を増やさないと、手取りは減ってしまいます。

この内容までは、よく知られていることなのですが、注意するべき点がもう一つ。
旦那さんの会社から、「配偶者手当」等が支払われている場合があります。
多くは、被扶養者であることが条件になっているので、この手当てがなくなってしまうことを
考慮することを忘れないでください。
全額なくなってしまう場合や、半額になる、など会社によって扱いが異なるので、
事前にしっかり確認しましょう。

また、103万円を超える場合は、個人型の確定拠出年金(iDeCo)を利用することで、
将来の資金を貯めつつ、税金の額を少なくすることも可能です。
この辺りは、次回詳しくご紹介したいと思います。

今後も、制度が変わっていく可能性がありますので、事前にしっかり確認することをお忘れなく!

お台場にある、チームラボボーダレスにて。
幻想的な空間に感動です。